「森に夢みる 宮川春菜・19歳 ギターリサイタル 2」
収録曲
・プレリュード(MMポンセ)
・エストレリータ(MMポンセ)
・アルハンブラ宮殿の想い出(F.タレガ)
・ソナタ・クラシカ(MMポンセ)
・マリエッタ(F.タレガ)
・グラン・ワルツ(F.タレガ)
・朝の歌(F.タレガ)
・セビーリャ(I.アルベニス)
・大聖堂(A.バリオス)
・アストゥリアス(I.アルベニス)
・スペイン・セレナーデ(J.マラッツ)
・魔笛の主題による変奏曲(F.ソル)
・森に夢みる(A.バリオス)
・禁じられた遊び(A.ルビーラ)
宮川春菜さんのDVD「「森に夢みる」宮川春菜・19歳 ギターリサイタル2」を聴いてみました。
1st DVDの「シャコンヌ」ではなく、こちらを聴いてみたかったのは、タレガの曲が好きでよく練習していたこともあり、
「アルハンブラ宮殿の想い出」などタレガの曲が多く収録されていたからなのです。
そのほかにも好きで、よく練習していたアルベニスの「アストゥリアス」や、
昔は、この曲でクラシックギター に興味を持つきっかけになる人も多かった「禁じられた遊び」が収録されています。
演奏の素晴らしさはさることながら、音色が綺麗、特に高音の粒だちの良さ、歯切れの良さは気持ちいいです。
今回はDVDデバイスはMacBook Proのものですが、サウンドはアンプを通して、スピーカーJBL4312Aで聴きましたが、
久しぶりに、JBLが気持ち良く鳴ってくれたと思えるほど良い音色と相性でした。
やはりパソコンやテレビのスピーカーではなく、しっかりしたオーディオである程度の音量で聴くと、
ギターの音色のメリハリや表現、テクニックが映像と共に圧倒的に伝わるのです。
それと、このDVDは挨拶文の中に、今回は「小品や穏やかな曲を意識的に選びました」とあったので、
1st DVDに収録されている、大曲や激しい曲も聴いてみたくなりますね。
「禁じられた遊び」
「禁じられた遊び」はフランス映画のタイトルであり、全編でナルシソ イエペスの演奏が流れヒットしました。
元はスペインの民謡とされ作曲者不明となっていたのですが、
いまはスペインのギター奏者アントニオ ルビーラの曲とされているようです。
アストゥリアス(I.アルベニス)
トレモロ奏法の代表曲の「アルハンブラ宮殿の想い出」や「アストゥリアス」はクラシックギターで弾きたくなる代表曲なので、
よく練習したのですが、一向に上手くならない。
「アルハンブラ宮殿の想い出」はタレガが、パトロンの女性とアルハンブラへ作曲旅行に出かけたときに作った曲だそうです。
バリオスの「森に夢みる」もトレモロ奏法が含まれますが、
この曲の美しさを再認識させられる演奏で、このDVDのタイトルになったのも納得ですね。
「アストゥリアス」はアルベニスのピアノ曲の一つで、「スペインの歌 作品232 前奏曲」として書かれた曲ですが、
セゴビアがギター曲に編曲してよく知られるようになりました。
一拍目にラスゲアードの奏法が入るなどスパニッシュ風の曲です。
このDVDを聴いた後、久しぶりに「アストゥリアス」を弾きたくなって、フィンガーピッキング用のアコギで弾いてみましたが、
Pとiのツーフィンガーで弾ける最初の大楽節がやっとでした。
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