Canon 85mm View Finder |
キヤノンの85mm ビューファインダーだが、このような古いファインダーは曇っていたり、
ゴミが入っていたりして見にくくなっているものも多い。
清掃しにくいファインダーも多いが、このビューファインダーは工具を使わなくても簡単に分解できるので清掃も簡単だ。
化粧リングを外す |
まず、前面の化粧リングを外すのだが、リングはねじ込んであるだけなので左に回せば簡単に外れる。
フロントガラスと視野マスクを外す |
化粧リングを外した後はフロントガラスと視野マスクだが、これらは置いてあるだけなので爪先などで抉れば簡単に外れる。
接眼部を外す |
次は接眼部だが、これもねじ込まれているだけなので左に回せば簡単に外れる。
左:指標リング 右:接眼レンズ |
接眼レンズの下には、指標リングが嵌っているので両方取り外す。
中は空洞 |
これで部品の取り外しは終わりだ。
ファインダーの内部には何もないので、ブロアーかブラシで清掃すればいいが、内部は反射止め塗装されているので、
あまり強くこすらないようにする。
フロントガラスと接眼レンズもレンズクリーナーなどで汚れを落とす。
視野マスクの位置決め突起 |
視野マスクには上側に位置決め用の突起があるが、どうも磨耗しているためか引っかかりがないようだ。
視野マスクをセット |
おおよそで水平を保つようにピンセットで位置決めをする。
あとはフロントガラスを置き、化粧リングをねじ込んで固定すればいい。
指標リングの指標 |
次は接眼部側だが、パララックス補正の指標リング(中央)には指標マークが付けられている。
指標リングをセット |
この指標マークを真上にくるようにすると、位置決めの溝にカチッと嵌めることができる。
接眼レンズをセット |
最後に接眼レンズをねじ込めば完成である。
短時間でできる簡単な分解清掃だが、このファインダーはガラスに傷が入っていないこともあり、
かなりクリアーで見やすくなった。
2 件のコメント :
Blues Walkさん、こんばんは。
この記事を拝見しまして、所有のCanon35mmのビューファインダーを見てみますと、同じように外れそうです。
私も清掃しようと思います。
ありがとうございました。
こんにちは。
35mmをお持ちでしたか。
この時代のキヤノンのシルバータイプのビューファインダーは、
同じような構造なのでしょうね。
カニ目レンチも使わなくていい簡単な構造が優しいですね。
お役に立ててよかったです。
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