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Nikon Photomic FTN + Planar T* 1.4/50 ZF |
Planarは1897年にパウル・ルドルフが設計したカール・ツァイスのレンズである。
ダブルガウス型で前後対称に設計、像面湾曲や歪曲収差が抑えられ平坦を意味するPlanarと名付けられたようだ。
プラナーは長い間注目されることがなくテッサーとゾナーが主力であったツァイスであるが、コーティング技術の向上により、
プラナーがコンタレックス、ハッセルブラッド、ローライフレックス用などで知られるようになる。
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Planar T* 1.4/50 ZF |
- 焦点距離:50mm
- 開放絞り:F1.4
- 最小絞り:F16
- レンズ構成:6群7枚
- 画角:45°
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最短撮影距離:0.45m
- フィルター径:58mm
- マウント:ニコンFマウント
- 全長:44.7mm
- 最大径:66.0mm
- 重量:330g
- フード:バヨネット式レンズシェード
「Planar T* 1.4/50 ZF」は2006年発売のコシナ製レンズで、すでに生産終了となっている。
プラナーといえばヤシカ コンタックスやGレンズが思い浮かぶが、これはニコンFマウントのAi-S仕様である。
ZF.2と違い、CPUも内蔵されていないシンプルな機械式のレンズだ。
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カニ爪 |
カニ爪のなくなったZF.2と違い、カニ爪が付いているのでPhotomic FTNファインダーの露出計と連動することができる。
先端は光沢のあるクロームメッキ仕上げで、初期のキヤノンFDレンズも先端がクローム仕上げだったのを思い出す。
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フィルター |
フィルターは余っていたケンコーの「PRO1D プロテクター (W) 58mm シルバー枠 」を付けている。
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レンズシェードとレンズキャップ |
ツァイスではレンズフードではなく、レンズシェードと呼ばれるようだ。
レンズシェードは金属製で内側には植毛が付されている、この植毛はゴミがつきやすい。
キヤノンFDレンズの樹脂製のフードも植毛がされていたが、汚くなってしまったので、つや消し塗装の方が良かったかなと思う。
バヨネット式着脱で、取り外す時は少しマウント側に押し込んでロックを外してから左へ回す。
レンズシェードを付けたままでレンズキャップを取り付けられるのも便利だ。
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Nikon Photomic FTN + Planar T* 1.4/50 ZF |
総金属製の鏡胴でゴムローレットのフォーカスリングではなく、好みの金属製のフォーカスリングで、
ローレットも含めコンタレックス用プラナーのようで良い感じだ。
フォーカスリングも、しっとりとした感触でコシナらしい。
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