2019年3月2日

フェルメール展へ

Vermeer and Dutch Art

大阪市立美術館で開催されている「フェルメール展」へ行ってきたが、日曜日でも以外と混雑していなくて、
当日券も並ばずに買えた。
団体と一緒にならなければ、ゆっくり見ることができるだろう。


大阪市立美術館

館内も混雑していることもなく、ゆったりしていた。
美術館の建設を目的に大阪市に寄贈された住友家本邸跡地に建てられ1936年(昭和11年)に開館した大阪市立美術館であるが、
1977年に大改修され今の姿になっている。
吹き抜けのエントランスホールはクリスタルガラスのシャンデリアと、イスラム風アーチの大理石のインテリアが美しい。


フェルメール展の会場

今回のフェルメール展の会場は六つのブースに分かれている

第1章 オランダ人との出会い:肖像画
第2章 遠い昔の物語:神話画と宗教画
第3章 戸外の画家たち:風景画
第4章 命なきものの美:静物画
第5章 日々の生活:風俗画
第6章 光と影:フェルメール


「取り持ち女」

フェルメールのブースに入ると正面の「取り持ち女」が目に入る。
縦143cm、横130cmでフェルメールとしては大きい作品で、男性二人の間にいる女性が取り持ち女である。
背後の人物は暗く、黄色い服を着た女性は明るく描かれているので、自然と手前の女性に視線が導かれる。
それと、右側の陶器の壺はフォーカスが合っているようにクッキリと描かれているが、
後ろの人物は少し柔らかくアウトフォーカスのようで写真的な表現を感じられるように思う。

この絵には書き直しがあるようで、後ろの男性は帽子を被らせ少し暗くして、
コインは女性の手のひらにあったのを、男の手から落ちる瞬間に描き変えて緊張感が増すようにしたようだ。


Emanuel de Witte

もう一つ興味を惹かれたのは風景画ブースのエマニュエル・デ・ヴィッテの「ゴシック様式のプロテスタントの教会」だった。
広角レンズで撮ったように柱がデフォルメされていて、中央のシャンデリアがシャープに、
周囲が少し柔らかく描かれているのもレンズを通したようで面白い。


フェルメール展パネル「手紙を書く婦人と召使い」

今回の展示は

「マルタとマリアの家のキリスト」
「取り持ち女」
「リュートを調弦する女」
「手紙を書く女」
「恋文」
「手紙を書く婦人と召使い」

の6点だったが、17世紀のオランダ絵画を代表する画家、ヨハネス・フェルメールの魅力を十分感じることができた。

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