Nikon photomic FTNの裏蓋溝 |
このNikon photomic FTNは本来、裏蓋のハマる溝に毛糸が詰められているが、
それが劣化して裏蓋がしっかりと固定されないようなので、毛糸を詰め直してみることにした。
古い毛糸 |
カッターナイフで溝を引っ掻いてみると、古い毛糸が出てきた。
取り出した古い毛糸 |
取り出した古い毛糸は痩せてしまって、硬くなっている。
百均の毛糸 |
今回使った毛糸は、百均のアクリル毛糸の並太ブラックだ。
毛糸をバラす |
この毛糸は3本の糸を縒っているので、それをバラして1本だけを使う。
ボディーの横の部分には毛糸を埋めない |
毛糸を埋め込むのはコーナーの斜めの部分までで、横の部分には埋めないようにする。
今回は溝に埋め込むだけ、これでも普通に使うのであればズレたり外れたりすることがないと思う。
不安であれば両面テープなどで固定すればいい。
しっかりと固定された裏蓋 |
これで裏蓋ロックネジを回した時も適度の手応えがあり、裏蓋も動かなくなった。
撮影してみたが、毛糸の埋め込みによる光漏れなどの不具合も出ていないので、毛糸1本の効果は大きいと思う。
2 件のコメント :
100均の毛糸!!
これで代用できるなんて 凄い!
良く見つけましたね。
ローライの二眼レフなど、昔の海外のカメラは、
フェルトや毛糸で遮光していたようですよ。
モルトっていつ頃から使われたんでしょうね。
劣化してベトベトになるので始末に悪いです。
毛糸だと身近にあるし、このような細い溝には、
モルトよりも貼りやすくていいですね。
ニコンFは、この部分は毛糸なのでいいですが、
ファインダーにはモルトが使われていて、
プリズムの劣化が激しいですよ。
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