2018年3月7日

Leica CLと沈胴レンズ

Leica CLと沈胴レンズ

Leica CLに、ズミクロンやズマールなどの沈胴レンズを取り付けるときは注意を要する。


Leica CLの露出測光受光素子

CLは露出測光用の受光素子が巻き上げと連動して、シャッター幕の前に出入りするので、
沈胴させるとレンズの後部が受光素子に接触して破損するからである。


沈胴レンズの使用制限

そのためライツミノルタCLの説明書には、
「沈胴レンズは沈胴時にカメラが破損する恐れがあるため、ダイモテープを貼り付けて使用すること」
と注意書きされている。

上の表のように、ほとんどの沈胴レンズは貼り付けるダイモテープの幅が記載されていて、
Lマウントのズミクロンも9.5mm幅が指定されている。
この中で、ダイモテープが不要なのはMマウントのズミクロンだけで、唯一の沈胴できるレンズなのだ。


ズミクロンM(下)とズマール(上)の沈胴幅

実際ズマールとMマウントのズミクロンを比べてみると、ズミクロンMの方が沈胴する部分が短いのがわかる。


ズミクロンM(下)とズマール(上)の飛び出し幅

沈胴させた状態でマウントの後部からの飛び出し量を比べてみると、ズミクロンMの方が短いのである。
これがダイモテープを貼り付けなくてもいい理由なのだろう。


Leica CLと沈胴させたズミクロンM

実際にCLに付けたズミクロンMを沈胴させた状態で、巻き上げをしてシャッターを切っても問題なく作動する。
なので、CLにはLマウントのズミクロンよりも、沈胴できるMマウントのズミクロンの方が向いているようだ。


Leica CLと沈胴できないズマール

しかし、ズマールは受光素子を破損するので、絶対に沈胴させてはいけない。