2017年6月16日

Nikon photomic FTNの裏蓋がガタつく

フォトミック ファインダー

このニコンF フォトミックFTNは手元に届いた時、ファインダーがきちりと嵌っていなかった。
価格からして、こんなものかと思ったが、ただ単にロックレバーが、しっかり掛かっていなかっただけであった。

けれど、ロックレバーを、きちっと掛けても何だかおかしい。
少しファインダーが傾いているように見えた。
何度か付け外しをしてみると、何かがぶつかっているようだった。
ファインダーを裏返して良く見てみると、ネジが一本浮いているようだ。
多分これだろうとネジを締めると、きっちりとファインダーを取り付けることができた。
プリズムブロックを固定するネジが緩んでいたようだ。


フィルム圧板の下にあるのが固定バーである。
リベットで支えられて左右に動く

しばらく使っていると、僅かであるが裏蓋が上下に動くのを感じた。
撮影には影響ないと思うが、フィルムがズレるような気がして気持ちが悪い。

ニコンFは裏蓋の下部にある固定バーが本体と噛み合って裏蓋を固定しているが、
このバーを固定しているリベットが磨耗して押さえる力が弱まっているのが原因だ。


裏蓋を外すと巻き取りスプールの下のシルバーの突起が
戻りフィルムカウンターをリセットする

それと、フィルムカウンターをリセットする部品のバネが強くて、
裏蓋を押し下げるので上下に動いてしまう。


フィルム片2枚

そこで、固定バーが本体と噛み合う力を強めるために、フィルム片を固定バーの隙間に入れてみることにした。
フィルム片は2枚重ねるのが丁度良いようだ。


裏蓋と固定バーの間に入れる

フィルム片2枚を裏蓋と固定バーの間に入れるのだが、固定バーの左端に本体と噛み合うレバーがあるので、
その近くに差し込む。
このとき、2枚のフィルム片は光沢面でない方を合わせるのが、ズレにくくて良さそうである。


裏蓋と固定バーの間にフィルム片が入っている

あとは何度か裏蓋開閉ノブを回してズレないか確認。
フィルム片を下までピッタリ入れる方が滑りにくいようである。
これで裏蓋のガタがなくなった。

これによって、フィルム片が外れて故障の原因になることもあるので、自己責任ということで。

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