2024年8月19日

初カラーレコード

A LONG VACATION  40th Anniversary Edition

2021年に発売された「A LONG VACATION 40th Anniversary Edition」はティム・ヤングによるカッティングで、
黒色の重量盤でしたが、これはアンコールプレス盤でSony Music Studios Tokyoによるカッティング音源で、
クリアブルー 仕様です。

今までカラーレコードやピクチャーレコードは所有していなかったので、これが初めてのカラーレコードです。
A LONG VACATIONは1981年リリースのシティポップの名盤ですが、特に思い入れもなく、
テレビCMでよく流れていた曲だなという程度なので、2021年の時はスルーしていました。

A LONG VACATIONの解説や評価、曲の特徴、制作の経緯などはネットに溢れているので、ここでは省きますが、
1980年代のシティポップは生活感やメッセージ性のない、都会的でソフィスティケートな音楽で、
トレンディドラマとも相性がよく、CMとのタイアップでも賑わっていました。
ただ、シティ ポップよりもシティ ミュージックと呼ばれていたのが、何となく記憶にあって、
フォーク、ニューミュージック、シティミュージックの流れだったように思っています。
それと、この頃は貸レコードがブームだったので、借りてきてはカセットテープにダビングして、
聴いていたことが懐かしいです


クリアブルー盤

ヴァイナルレコードは無色透明の塩化ビニールが材料で、それにカーボンを混ぜて強度と硬度を増しているので、
黒色が一般的ですが、このクリアブルー盤はカーボンの代わりにブルーの染料を混ぜているのでしょうね。
透明でないものは顔料を混ぜてるのですが、いずれにしても盤質は柔らかくて音質が良くないといわれています。

また、ピクチャーレコードは、ピクチャーシートを無色透明の塩化ビニールで挟んでプレスしますが、
これは明らかに音質に影響するようです。

このクリアブルー盤ですが、最初に針を降ろしたときは高域が少しきつく、全体にざわついた感じだったのですが、
2回目に針を下ろすと不思議と高域も落ちつき全体に聴きやすくなり、カラーレコードも悪くないという印象です。
これはカラーレコードに対する先入観かもしれませんが、針が通ると音質が安定するのかなと感じています。

このクリアブルーのヴァイナルレコードは、真夏のエアコンの効いた部屋で聴くと、
夏をイメージした曲と相まって涼しげで、おすすめの一枚です。

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