Canon IXY 320
ワンコイン ジャンクのフィルムカメラIXY 320です。
フィルムカメラブームであっても、このIXYはあのAPSフィルムを使うので、
フィルムで写真を撮りたい人は買ってはいけないカメラです。
APSフィルムはもう手に入らないので、たとえ完動品であっても見向きもされないのです。
Canon IXY 320 背面
IXY 320は1999年に価格46,000円で発売され、1996年発売の初代IXYの後継機だそうで、
金属の冷やりとする、いい感触のSUS316ステンレス合金外装のフルフラットデザインのカメラです。
大きさは、87mm x 57mm x 24.5mmで、重さは170g (電池なし) です。
APS(IX240)レンズシャッター式全自動カメラで、レンズは24-46mm F4.2-5.6 (35mm判換算30-58mm) 、
ファインダーは実像式ズームファインダーで倍率は0.33-0.66倍、電源は3Vリチウム電池CR2型1個ということです。
APSのカートリッジフィルムなので、MRC機能で撮影途中に巻戻して別のフィルムに交換しても、
自動的に未露光フレームまでフィルムを送ってくれるのが便利です。
35mmフィルムカメラで、フィルムの途中交換をやったこともありましたが、
カウンター数値をメモしたり、手順を間違えないようにと気を使いました。
Canon IXY 320の角形フォルム
ジャンク品なので外観は汚れていたんですが、クリーニングすると見違えるように綺麗に、
当時のメイドインジャパンの作り込みの良さには感心させられます。
この直線と円で構成された四角いフォルムがいいですね。
カメラボディの曲線や斜めのフォルムは好きではないので、、、
フィルム室とAPSフィルム
電池は入っていたけれど電源が入りませんでした。
このカメラは電池が入ってないとフィルム室の蓋も開かないようです。
カメラより高価な新しい電池を買って入れてみると、電源はオンにはなり、
フィルム室の蓋を開けると、撮影済みフィルムがでてきました。
ジャンク品によくありますね。
ファインダーとアスペクト比の切り替えレバー
ズームファインダーは、あまり大きくはないけれど見やすいです。
ファインダーの横にはアスペクト比の切り替えレバーがあって、
Cがクラシック(APSC)、Hがワイド(APSH)、Pがパノラマです。
デジタルカメラのセンサーサイズAPS-Cは、このAPSCからですね。
レンズ繰り出し
レンズも動き、シャッターも切れてフラッシュも光りますが、フィルムがないのにどうなんだ、
ということですw
Canon IXY 320のメタリック感
このIXY 320は、フィルム仕様のIXYの中ではデザインも質感も優れていますが、
今では飾り物にしかなりません。
これがハーフサイズ版のカメラだったらと思ってしまいます。
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