IKOPHOT & myLightMeter |
今では殆ど見られなくなった露出計。
けれど露出計の付いていないカメラが多かった頃には必需品だっただろう。
今ではデジタルカメラを露出計代わりに使うこともできるが、そのためだけだと嵩張って使いにくいので、
いつも身につけているスマホのアプリの露出計が便利である。
露出計アプリは色々あるが、今インストールしているのは2種類で、
この「myLightMeter」は、IKOPHOT風のクラシックな露出計を模したデザインで見た目も楽しい。
myLightMeterのPROモード |
だが「myLightMeter」はMeasureボタンを押さないと露出測光をしてくれないのが難点である。
露出計というのは常時測光してくれているものと思っているので、
ついMeasureボタンを押さないで測光値を読み取ろうとしてしまうことも多くあった。
それと測光範囲の映像が中央の小さい白い部分にしか表示されないので、見づらくて測光したい場所に合わせにくいのだ。
Pocket Light Meter |
そういうこともあって、使う機会が多いのは「Pocket Light Meter」という露出計アプリで、
これは文字も大きくて見やすく、常時露出測光をしてくれるので間違いが少なくて済む。
設定はISO感度と絞り値とシャッター速度という基本値で、絞り値を選択すればシャッター速度の値が変化し、
シャッター速度を選択すれば絞り値の値が変化するようになっている。
シャッター速度のステップはThirdsに設定しておくと、Leica Ⅲのシャッター速度にも対応でき、
絞りのステップをThirdsに設定しておくと、ズマールの大陸式絞りにも対応できるので便利だ。
測光位置は画面の赤い枠で、タップして移動できる。
iPhoneカメラを使っているので、画面に測光露出が反映され、ある程度の露出のイメージが掴めるのもいい。
HOLD機能とLOG機能が付いていて、HOLDすると測光した画面と露出のシャッター速度、絞り値が固定される。
LOG機能も便利で、測定した時の画像と絞り値、シャッタースピードなどをカメラロールに画像で保存してくれるので、
後からフィルムカメラで撮った画像と見比べて絞り値、シャッタースピードなどを調べることもできる。
それと、露出測定の基準値を設定で変更できるので、マイナス側に設定してアンダーな露出測定も可能である。
「Pocket Light Meter」は「myLightMeter」と比べると外観は殺風景だが、簡単な操作で失敗なく基本的な露出計の機能が使える。
露出計はシンプルで使いやすものがいいようだ。
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