2017年10月4日

ブラザー軒

『ブラザー軒』高田渡

『ブラザー軒』という詩がある。
詩人、菅原克己の代表作で、詩集「日の底」に収められている。

この詩に曲をつけて歌っているのが高田渡である。
高田渡といえば「三億円強奪事件の唄」「自衛隊に入ろう」「コーヒーブルース」や「生活の柄」などがあるが、
この曲は他とは違って、この詩の情景がまるで映像のように眼の前に浮かびあがる。
時にはゆったりと流れ、時には静止した写真のように。
シンプルなメロディとギター一本の弾き語りが、この詩の持つ世界観を引き立てている。

このような情景豊かで、気配を感じる写真が撮れればと思っているが難しい。

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