2025年5月31日

FUJIFILM X half デジタルフィルム機?

FUJIFILM X half チャコールシルバー

フィルムのハーフサイズカメラは、35mmフィルムの一コマの半分のサイズで撮影するカメラだった。
35mm版のアスペクト比3:2の半分ということで1.5:2、これを2倍すると3:4というハーフサイズになる、
つまり縦型フォーサーズである。

このX halfもセンサーサイズには関係なく、3:4のフォーマットということなのだろう。

上部には露出補正ダイヤルとフレーム切り替えレバー、
そして素通しの光学ファインダーと3:4の液晶モニターというシンプルな構成。

Xシリーズのデザインを踏襲しているが、こういうコンセプトのカメラなので、
もっと遊び心のあるデザインでも良かったような気がする。

カラーは、シルバー、チャコールシルバー、ブラックで、画像で見る限りはチャコールシルバーが良さそうだが、
人気次第で、他のカラバリも作られるかもしれないかな。

ただ、実機を見ていないので分からないが、プラスチックボディで軽量ということなのでトイカメラぽく、
あまり持った時の質感や操作感には期待できないかもしれない。
それと10万円越えの価格になるようなので、微妙なカメラである。


Olympus PEN E-P5 「フォトストーリーモード」

2枚の縦構図の写真を組み合わせて1つの画像として撮影しする「2in1」と良く似た機能が、
現行機種にもあるのかもしれないが、オリンパス機に「フォトストーリーモード」としてあった。
連続して複数枚撮ると、その複数枚の写真を1つの画像にして組写真のようにしてくれた。

ただ、最初は面白くてよく撮っていたが、そのうち飽きてしまった。


Leica IIIc 光漏れ

「ライトリーク」「ハレーション」「期限切れフィルム」という撮影フィルターが追加されたが、
これはフィルムカメラの再現というよりも、ジャンクフィルカメラ、ジャンクフィルムの再現ということだろう。

普通は、整備されたフィルカメラで撮ると、デジタルカメラと同じように綺麗に写る。
ネガカラーでは少し発色に違いは感じられるが、リバーサルではほとんどデジタルカメラと変わらない描写である。

だが、今のフィルム写真のイメージは写真アルバムに貼られて褪色した写真や、
安価なレンズで撮られ色転びした写真なのだろうから、よく写らないフィルムカメラを探すより、
これらのフィルターのほうが手軽である。

けれど、今までのフィルムシミュレーションが主のXシリーズでは、簡単に撮影フィルターを呼び出せなかったが、 
X halfでは改善されているのだろうか。


Just one frame
フィルムのコンタクトプリントをデジタルスキャンして切り出し

「フィルムカメラモード」はやりすぎのような気もするが、このコンセプトだと必要なのだろう。
「フレーム切り替えレバー」を引くと、次のシャッターを切ることができるというフィルムカメラ感覚で、
あえて面倒くささを、ということなんだろう。

コンタクトシートも保存されるようだが、上の写真のようにパーフォレションが付いたまま、
一枚の画像として切り出せると楽しいのだが。

フレーム切り替えレバーを操作して「2in1」や「フィルムカメラモード」で写真を撮るのも楽しいと思う。
フィルムや現像代が高くなった今では、デジタルカメラでフィルムカメラのように撮影するというのも、
いい選択肢かもしれない。

2025年5月26日

Fuji X-E1に短いサムレスト

Fuji X-E1 + Pixco サムレスト

カメラを持ったときに右手の親指を固定させるサムレストだが、短いタイプが使いやすい。
X-E1に、元々取り付けていたサムレストは露出補正ダイヤルに当たるほど長いもので、
親指の位置が露出補正ダイヤル寄りになる。

けれど、この「Pixco サムレスト」だと、シャッターボタンの左端あたりに親指が来るので、
持ったときにすごく安定する。

最近のサムレストは上面がフラットになっているが、これは上に飛び出しているので少し目立つ。
けれど、最近のサムレストは長いものがほとんどで、この長さのサムレストは今はないので貴重である。
X-E1が発売された頃の商品だが、今でも600円程度で手に入るので物価高の今の時代にはありがたい。
取り付けは付属の六角レンチでビスを回してホットシューに固定するタイプだが、
初期の頃はこのタイプが多かった。

X-E4にも付けてみたが、Qボタンが押しにくくなって無理だった。
X-E4はこのようなものを付けず、そのまま使えということなのだろう。


フィルムカメラのレバーの位置

フィルムカメラでは巻き上げレバーがサムレストにもなるのだが、予備角を開いた状態で、
巻き上げレバーに親指を当てたとき、シャッターボタンの左側に親指がくることが多い。

やっぱりホットシューに近い位置に親指が固定される方が、持ったときに安定する。


FUJIFILM X half

先日発表されたFUJIFILM X halfはフィルム巻き上げレバーを模した「フレーム切り替えレバー」が装備されたが、
サムレストとして使えるのだろうか。
これがサムレストとして使い心地がいいのなら、X-E5にも装備して欲しい。

それにしても、富士フイルムは思い切ったカメラを作ったものだ。

2025年5月4日

Canon S 100mm F3.5のフィルターとフード

Canon S 100mm F3.5 & Leica FIKUS 12530

Canon S 100mm F3.5には内径34mmのフィルターネジが切られていて、
フィルターとカブセ式の純正レンズフードを取り付けることができる。
けれど、内径34mmは外径36mmとなり、ライカのA36と同じなので、
所有しているライカのカブセ式A36フィルターと「FIKUS 12530」を付けてみた。

こんなことをわざわざする人はいないと思うが、レンズよりもフード の方が高価というアンバランスである。


Canon 34mm平型フィルター

元々付いていたフィルターはキヤノンの34mm平型フィルターである。
キヤノンの旧型レンジファインダーレンズには、この平型フィルターが一般的だった。


Leica A36フィルター

今回付けるフィルターはライカA36のカブセ式フィルターで、先端はA36フードが付けられるようになっている。


Canon S 100mm F3.5 + Leica A36フィルター

Canon S 100mmにA36フィルター被せてネジで固定する。
元々、レンズの先端が黒塗装なので違和感なくバランスがいい。


Canon S 100mm F3.5 + Leica A36フィルター + Leica FIKUS 12530

このA36フィルターの先端にLeica FIKUSレンズフード を被せてネジで固定する。
何か物々しい感じでバランスが良くないようだ。
やっぱり純正フードの方がデザイン性がいいと思う。

いずれにしても、このようなオールドレンズはレンズフード を付けずに使うのが楽しいので、
こういう使い方をすることはないだろう。