2024年2月17日

Yashica Electoro 35 GS 通電

黄色のランプが点灯したElectoro 35 GS

外観が綺麗になったElectoro 35 GSですが、電気回路が動作するのか調べてみると、正常にランプも点灯したので、
巻き上げレバーを巻いて、カチッと音がしないというのは影響なかったようです。

通電の確認方法は、定番の自作の電池アダプターです。



使った電池は4LR44 6Vです。

厚紙で枠を作りますが、トイレットペーパーの芯が程よく丸まっていて、厚さも硬さもピッタリでした。
Electoro 35 GSで使われるHM-4Nの水銀電池の長さは約43mmなので、このサイズにカットして、
電池の+極側にスペースを作り、電池を包むように丸めます。



次に、ビニールテープを巻いて筒状に固定します。



スペースのある+極側に、キッチン用のアルミホイルを固めて詰めます。
これだけで、アダプター電池が完成です。



電池蓋は、電池の液漏れで緑青が出たり汚れたりしていましたが、クリーニングでほとんど汚れが取れました。

Electoro 35 GSは電池蓋の方が +極になっているので、アルミホイルが蓋側にくるように電池を入れます。
電池蓋を閉じてシャッターを切ってみると、シャッター速度も明るさに応じて変化しているので、
精度は分かりませんが露出計も働いているようです。
SLOW、OVERのランプ表示も適正で、長時間露光のスローシャッターも働いています。
電池の液漏れで電気系統はダメかなと思っていたのですが、回路も露出計も生きていたようです。

とりあえず動作不明のカメラは、このような手作りアダプターで動作確認をして、
使っていけそうなら、市販品の電池アダプターを購入するのがいいかと思います。

後は、レンズとファインダーのクリーニングです。

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