Leica CL + MINOLTA M-ROKKOR 90mm F4 |
「ライカCLはウェッツラーで、ライツのヴィリー・シュタイン設計主任を中心として開発され、
レンズシステムは標準レンズのズミクロンC 40mm F2と望遠レンズのエルマーC 90mm F4で構成された。
1970年にCLの開発が完了した時、ライツは賃金の異常な高騰で自社生産できないと判断した。
そこで、ライカCLのボディをミノルタが生産し、ライツがレンズを生産してウェッツラーから販売することになった。
ただ、日本国内では、ミノルタ製のレンズをつけてLeitz Minolta CLとして販売することになった。」
というのが、CL開発の経緯のようだ。
MINOLTA M-ROKKOR 90mm F4 |
ところが、ミノルタが製造したレンズは「M-Rokkor QF 40mm F2」だけで、
「M-Rokkor 90mm F4」は、ライツで製造され「Elmar-C 90mm F4」と全く同じものである。
Made in Germanyの刻印 |
なので、このようレンズ鏡胴には「Made in Germany」と刻印されている。
レンズ前面の刻印 |
レンズ前面の銘板には「MADE BY LEITZ」と刻印されていて「MINOLTA」のロゴが入っていない。
LEITZの「M-ROKKOR」なのである。
37.5mm径はめ込み式 レンズフードキャップ |
MINOLTAのロゴが見られるのはレンズフードキャップだけである。
OEMであるけれども力関係の差なのか、そういう意味でも90mmはエルマーよりもロッコールの方が面白い。
当然であるが、CLE用の「M-ROKKOR 90mm F4」にはMINOLTAのロゴが入っている。
Leica CL + SUMMICRON-C 40mm F2 $ & M-ROKKOR 90mm F4 |
ちなみに、ボディやレンズは次のように製造されている。
LEITZーMinolta CL(ライツ設計、ミノルタ製造)
LEICA CL(ライツ設計、ミノルタ製造)
M-ROKKOR QF 40mm F2(ライツ設計、ミノルタ製造)
SUMMICRON-C 40mm F2(ライツ製造)
M-ROKKOR 90mm F4(ライツ製造)
ELMAR-C 90mm F4(ライツ製造)
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