2017年9月14日

Lマウントレンズの位置

無限遠で7時と8時の間

Lマウントレンズはスクリュー式でレンズを回転させて取り付けるので、どの位置で止まるのが正しいのか気になるものである。
通常は無限遠にすると、上の写真のように7時と8時の中間ぐらいにフォーカスレバーが来る。
ライカボディにライカレンズだと、全てこの位置で固定されると思う。


最短距離で1時と2時の間

最短距離ではどうかというと、180度移動した1時と2時の間で止まる。
この最短距離の位置が大切で、この位置だと、フォーカスレバーにかけた指や手でファインダーが塞がれることがないのである。


レンズ指標は1時と2時の間

通常デジタルカメラなどのバヨネットマウントレンズだとレンズの指標は真上に来るが、
Lマウントレンズでは1時と2時の間に来る。
これがLマウントレンズの正しい位置である。


ライカ純正のL-Mマウンドアダプター使用:無限遠位置

Mマウントのカメラに、ライカ純正のL/Mマウンドアダプターを使って取り付けた時も同じ位置に来る。


ライカ純正のL-Mマウンドアダプター使用:最短位置

 最短距離の時も同様に指や手でファインダーが塞がれることがない位置だ。


互換品のL-Mマウンドアダプター使用:無限遠位置

けれど、互換品のL/Mマウンドアダプターを使うと、無限遠の状態で5時と6時の間になっている。


互換品のL-Mマウンドアダプター使用:最短位置

これで最短距離だと11時と12時の間だ。
これでは指や手でファインダーや距離計が塞がれてしまって使い物にならない。

光学ファインダーのないミラーレスカメラでは問題ないので互換品でも大丈夫だが、
レンジファインダー機や光学ファインダーが内蔵されているデジタルカメラでは使えない。
ライカ純正のL/Mマウンドアダプターは高価だが、それだけの精度が保たれていることがわかる。

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