2025年3月29日

オンイヤー ヘッドフォン

ROSE DISTANT MOUNTAINとアシダ音響ST-90-05

昔から音楽を聴くのはスピーカーということで、ヘッドフォンやイヤホンはあまり好きではなかった。
イヤホンは耳に入る感触と、音が耳からではなく頭の中でいきなり鳴っているという聴こえ方が嫌いだ
ヘッドフォンは圧迫感と重さがいやで、どうしても使うことができなかった。

けれど、流石に夜遅くスピーカを鳴らせないので、ヘッドフォンを使うことになった。

使う前提として、ワイヤレスでなく小型で軽いこと、オンイヤータイプであること、オープンエア型であることで、
ROSE DISTANT MOUNTAINとアシダ音響のST-90-05を使っている。

あまり話題にならないが、解像の良い好み音で聴かせてくれる中国製のROSE DISTANT MOUNTAINと、
かなり話題になったが、普通にいいと思う日本製のアシダ音響ST-90-05である。

どちらも見た目だけで選んだヘッドフォンだが、カメラもオーディオも見た目の良さが一番大事なのだ。

今は、耳全体を覆うオーバーイヤータイプが主流のようだが閉塞感があって好きではない。
オンイヤータイプでオープンエア型は耳から音が入るようで、
また外部の音も聞こえるので、スピーカーに近い聴こえ方のように思える。

この二つのヘッドフォンの使い分けだが、
DISTANT MOUNTAINは抜けが良く、見通しの良いサウンドなのでポップスやボーカルに、
アシダ音響のST-90-05は中低域に厚みがあり重心も低く、サックスを気持ちよく聴かせてくれるので、
モダンジャズやジャズボーカルを聴くときに使っている。

週に一、二回程度と使用時間も少ないので、5万や10万円もする高級品はいらない。
ワイヤレスでもなく、ノイズキャンセルもないが屋外では使わないので、
このような1万円くらいまでの安価な製品で、自分好みの音が聴けたら十分である。

2025年3月25日

2025年3月23日

オールドレンズとフード

キヤノンSのレンズフード 、ズミクロンのレンズフード 、可変レンズフード

現在オールドレンズと言われるようなレンズは、レンズコーティングがされてないか、
コーティングされていても品質の良いものではなかった。
なので、内面反射が多くコントラストが低くなるので、レンズフードが不可欠だった。

絞りを開放にして逆光で撮ると、見事に白くなってしまうのである。


キヤノンS、キヤノンS、ズミクロン、ズマール、ズマロン、ジュピター

レンズフード はレンズの見た目も変えてくれるので、専用レンズフードが主流だったが、
35mm、50mm、90mmと画角に合わせてフードをズームできる兼用レンズフード もあった。

ジュピターやズマロンやズマールはレンズフード を付けずに撮るほうが、
オールドレンズらしい破綻が楽しめる。

オールドレンズの特性を出すには、レンズフード を付けない方がいいが、
ズミクロンはコントラストも悪くなくて描写もいいレンズなので、
専用フードを付けた方がいいかもしれない。

2025年3月13日

リマスターよりも時代の音

「パラダイス」フィービー ケイツ  1982年

フィービー ケイツ1982年の映画「パラダイス」は、ブルックシールズの1980年の「ブルー ラグーン」と、
1983年の「サハラ」を合わせたような映画、ん?「パラダイス」より「サハラ」の方が後?微妙な公開年。
とにかく海が砂漠、島がオアシスになり、アラブ風の男たちが絡むというアイドル女優映画。

上のビデオは「パラダイス」の主題歌で、80年代の曲としては珍しくバース(歌の前語り)から始まっているが、
このバースは1950年代のスタンダードにはよくみられた。
そしてバース部をビデオゲームのような音に乗せているのは、さすが1980年代らしい

この主題歌が懐かしくて、iTunes ストアからダウンロード購入したが、これが残念なことにリマスター版であった。
オリジナルの音がその時代の音なのに、なぜリマスターとか言って音を台無しにしてしまうのだろうか。

音圧を上げて、メリハリのある良い音に聞こえるようにするためなのだろうが、
音圧を上げるとダイナミックレンジが小さくなり、平坦にな音になってしまう。
音場を広げたり、解像感を上げると音像も変わってしまう。

やはりダウンロードしたリマスター版を聴くと音場が広がりすぎて、ボーカルが奥に引っ込んだように聴こえ、
上のビデオのような、80年代の前に押し出すような音には遠く及ばない。

とりあえず、イコライザーで調整して、オリジナルとリマスターの中間ぐらいにすることができて、
高音から低音までいいバランスで聴けるようになった。

今風の音に仕上げるため、今でもリマスター版がたくさん作られているが、
それよりもオリジナル性、時代の音を大事にして欲しい。