2017年10月8日

X-E1とNIKKOR S.C Auto 50mm

Fuji X-E1 + Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4

「Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4」を使い始めて3年過ぎた。
このようなフィルム一眼レフ時代のレンズは、少し大きめのミラーレスカメラX-E1にぴったりである。
このレンズは50mmなのでAPSCフォーマットのX-E1では、35mm判換算で約75mm画角になる。
この75mm画角がなんともいい。

焦点距離75mmのレンズといえば、ライカのアポズミクロン75mm、ヘクトール73mmや、
フォクトレンダーのヘリアークラシック75mmが思い浮かぶが、多くはない。

ところがAPSCフォーマットでは50mmレンズが約75mmになるので都合がいい。
それに、35mm判の標準レンズ50mmは色々な種類が簡単に手に入る。

今所有している50mmレンズにはズマール、プラナーやカラースコパーがあるが、
この「Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4」は一味違うレンズである。
この個体が劣化しているのかもしれないが、このレンズは開放絞りで滲みが多く、
ソフトフォーカスレンズのようなノスタルジックな描写になる。
そして、少し絞ると滲みは無くなって、クリアーでくっきりした描写になるのである。


マウントアダプター:KERNEL Nikon-FX


レンズキャップとレンズフード


Fuji X-E1 + Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4


次の写真は「Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4」を使い始めた2014年12月ごろ撮ったものである。
開放絞りの滲むような柔らかい描写がよくでている。











2014年12月
Fuji X-E1
Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4

2 件のコメント:

  1. こんばんは^^
    レンズの滲みが隠し味のようになって、
    写真がふわっと柔らかくなりますね。
    1枚目のガードレールや自動車のハイライトもいい感じです。

    3枚目には、12月という季節を感じます。
    手前の枝は、一見かなりごちゃごちゃしていそうですが、
    その枝越しに撮るというのが非凡です。
    この暈けが、すごく雰囲気を高めていますね。
    左上の光と影の混ざり具合なども、とてもいいと思います。

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    1. こんにちは。
      このレンズは開放絞り付近では柔らかく写りますね。

      これは、旧ブログの写真なんですが、
      1枚目は冬の陽射しの柔らかさを強調してくれてますね。
      ソフトフォーカスレンズと同じように、
      ハイライト部分が特徴的になりますよ。
      葉の落ちた枝越しの構図も冬らしくて好きなんです。
      3枚目は長い影も冬らしく感じられるでしょうか。
      枝の暈けは、一種のフィルターのような効果もありますよね。

      中古カメラ屋に安価に並んでいたレンズなんですが、
      こういう描写のレンズと偶然出会うのは楽しいですね。

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